2018年03月24日
住宅瑕疵担保保険
去った3月22日木曜日は、瑕疵担保保険の配筋検査がありました。
まずどういう検査なのかというと、設計図書(図面・構造計算書等)、通りに鉄筋が組まれているかの検査です。
なぜこういった検査をするのかというと、平成17年にあった耐震偽装問題(姉歯事件)の時に、マンション等を購入した人に殆ど保証がなかった(泣き寝入り)事などから平成20年に施行された法律です。
詳しくは国交省のHPを参考にしてください。
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/01-rikouhou-files/1-aboutlow.htm
建設会社が倒産しても、保険会社が一定の条件を満たせば保証しますという事です。
余談ですが、瑕疵担保保険へ入らなくてもいい方法もあります。ずばり!!!『保証金の供託』です。
詳しくは国交省のHP
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/01-rikouhou-files/3-qa.files/3-qa-4.html
見てわかるとおり、住宅だと、200万×1戸+1,800万 =2,000万円
そんな資金力ありません。
ということで、国土交通大臣に指定された法人の保険会社の瑕疵担保保険の検査を受け、保険に入るという事です。
もっと簡単に書くと、耐震偽装問題(姉歯事件)の際に、だ~れも設計図書をチェックせず、だ~れも責任を取らなかったので、『検査と責任を取る会社』 を法律でまとめました!!!という事です。
こちら(設計事務所)の仕事増えましたが。。。
ちなみに設計図書の画像です。確認申請書がそれです。

約50坪の住宅です。
おかげで、これを機に構造計算始めましたが。
Posted by iris at 10:05│Comments(0)
│設計・施工
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